1.持て余した手を 自分ごとポケットに隠した
2.バスが来るまでの間の おまけみたいな時間3.
4.街が立てる生活の音に 一人にされた
5.ガムと二人になろう 君の苦手だった味6.
7.だめだよ、と いいよ、とを 往復する信号機
8.止まったり動いたり 同じようにしていても他人同士
9.元気でいるかな10.
11.この瞬間にどんな顔をしていただろう
12.一体どんな言葉をいくつ見つけただろう
13.ああ 君がここにいたら 君がここにいたら
14.話がしたいよ15.
16.ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も
17.秒速10何キロだっけ ずっと旅を続けている18.
19.それの何がどうだというのか わからないけど急に
20.自分の呼吸の音に 耳澄まして確かめた21.
22.体と心のどっちに ここまで連れて来られたんだろう
23.どっちもくたびれているけど
24.平気さ お薬貰ったし
25.飲まないし26.
27.どうやったって戻れないのは一緒だよ
28.じゃあこういう事を思っているのも一緒がいい
29.肌を撫でた今の風が 底の抜けた空が
30.あの日と似ているのに31.
32.抗いようもなく忘れながら生きているよ
33.ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう
34.鼻で愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い
35.まだ覚えているよ
36.話がしたいよ37.
38.今までのなんだかんだとか これからがどうとか
39.心からどうでもいいんだ そんな事は40.
41.いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎだけど
42.そう言ってやりたいんだ 大丈夫 分かっている43.
44.ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く