命に重さがあるのなら 歌詞

『葵木ゴウ - 命に重さがあるのなら』収録の『命に重さがあるのなら』ジャケット
歌手:

葵木ゴウ

よみ: いのちにおもさがあるのなら
投稿日: 2023.04.18
作詞: 葵木ゴウ
作曲: 葵木ゴウ
編曲: 葵木ゴウ
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二十二を過ぎたあたりから体の重さを感じないんだ
死んだ魚の目で四季の経過を眺めてる
命に重さがあるとするならば
僕のそれは秋風に吹かれて舞う枯れ葉と同じだ


驟雨に溶けてなくなってしまうほど薄弱なものだ


何かを成し遂げたり
努力を惜しまなかったり
二つとない才能や誇れる物があったり
それらが命の重さに
延いては人としての価値になるんなら
あぁ、僕はたかが知れてるよな


十月二十日の赤橙に染まる相模原と六畳間
金木犀の匂い
はしゃぐ子供たちの声
「命は等しく尊いものだ」と教えられはしたけど詭弁だろ
なぁ、神様とやら


空疎な僕と彼らの未来が同等なものか


誰かを愛してたり
誰かに愛されてたり
必要とされてたり
期待、未来があったり
それらで人を量るなら
“生きているかどうか”の解になるんなら
あぁ、僕は疾うに死んでたのか


二十四を過ぎたあたりから薬がないと寝れなくなった
微睡みの最中で理想ばっかり描いてる
書き捨てた歌詞の残骸を枕代わりにして
朝を迎えるといつも文字が滲んでる


「生きたい」と思えないのに
命に縋り付く手に
刻まれた傷跡は寂寥の年月
未練を焼べる、夕日に
「この街ごと全部を焼き尽くせばいい」


ただ
春の桜吹雪に
夏の蝉時雨に
秋の黍嵐に
冬の白雪に
かき消されないくらいの命がずっと欲しかった


ただ、それだけ

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歌手: 葵木ゴウ
ステータス: 公式 フル

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