音おとのない宇宙うちゅうに一人ひとりぽつり
揺ゆられて消きえてく月影つきかげに
目めに見みえる世界せかいは誰だれかの夢ゆめで
目覚めざめたら消きえてしまうかな？

だからもっとずっと微笑ほほえんで
君きみが消きえない様ように

時ときを駆かけてゼロから始はじまる世界せかいに
伸のばしたその手てで見みつけて私わたしを
強つよく引ひき寄よせ巡めぐり合あってく二人ふたり
鏡かがみに映うつった無限むげんの星ほし

誰だれも居いない空そらを泳およぐ魚さかな
探さがしているのは温ぬくもりさ
形かたちある世界せかいに嵌はまらない様ように
もっと自由じゆうで居いれるかな

今いまをずっとぎゅっと抱だきしめて
二に度どとない今日きょう生いきる

時ときを駆かけてゼロから始はじまる世界せかいに
無なくした煌きらめき取とり戻もどして
ここで起おこった全すべての出来でき事ごとを
束たばねて僕ぼくらは夢ゆめを見みてる

誰だれが見みつけた惑星わくせい
何なにを守まもってゆく君きみ
一滴いってきの雫しずくが乾かわいた海うみ
落おちては咲さき乱みだれてゆく花はな

飛とべない鳥とりが見みた宇宙そら
憧あこがれは広ひろがるまま
大事だいじなことは君きみだけの色いろを
ただ放はなってく霞かすみの夜よる

時ときを駆かけてゼロから始はじまる世界せかいに
伸のばしたその手てで見みつけて私わたしを
強つよく引ひき寄よせ巡めぐり合あってく二人ふたり
鏡かがみに映うつった無限むげんの星ほし