ショートショート 歌詞

『新東京 - ショートショート』収録の『ショートショート』ジャケット
歌手:

新東京

発売日: 2022.12.07
作詞: 杉田春音
作曲: 田中利幸

ふわり、紙の匂いがした
しおりを挟んだのはついこの間
ふわり、髪の匂いがした
時を留めるしおりがいつしか抜け落ちていた
この話は唐突に終わり告げた


読みかけのショートショートが
うつろう君を描く
見つめ合うこともせず最後のページめくる二人
冷たいショートショートは静かに幕を閉じる
吹き抜ける淡い風
夢から醒めてしまうようで


苦し紛れに放った 矢君の耳には刺さらない
白紙のページにあの日の面影を探した


儚く揺れた
この話は唐突に終わり告げた


終わりかけのショートショートが
うつろう君を描く


見つめあうこともせず最後のページめくる二人
冷たいショートショートは静かに幕を閉じる
僕を呼ぶ君の声取り残されてこだまする
二人顔を近づけて弱音を吐きあった
そんな微睡でさえもいまは昔のように


ショートショートが
いくつも夜を跨ぐ
見つめあうこともせず最後のページめくる二人
冷たいショートショートは静かに幕を閉じる
僕を呼ぶ君の声
不意にどこかで聞こえた気がした

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歌手: 新東京
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