白に溶けた部屋
窓の外を見上げてさ
終わる世界と君との境界を
指でなぞってた

「僕はもう行くよ」
君は冗談みたいにさ
僕の毎日からいなくなった
強がる暇もくれないまま

白に溶けた部屋
僕は蹲ったまま
頭の中で描いた空想論
そこに君がいなくても

繰り返し
繰り返し
全てが嫌になるこのリフライン
ああそうだ君とならさ
飛べる気がしてたんだ

僕たちの未来は雲と共に消える
どこまでも透き通る視界で
今君の目に何が写っているか
もう一度確かめにいくから

白に溶けた部屋
窓の外に飛び出してさ
終わる世界で君と踊るんだ
それが僕の物語

よーいどんで一等賞
仰向けに寝転がった
この目に焼きついて
離れない群青は
いつまでも僕たちを
忘れてくれないから
さあそろそろ文句の一つも
言ってやろうか
空に歌えば

命の形を
この声に乗せて
どこまでも届く気がしたんだ
君は今もそこで戦っているんだろ
いつも通り不貞腐れた顔で

白に溶けた部屋
青は君の色だから
終わる世界と君との境界を
指でなぞってた

白に溶けた部屋
窓の外に飛び出してさ
終わる世界で君と踊るんだ
それが僕の物語