何度目かの　浮遊感　
それは自己防衛の証明

心理シーケンスの輪を正した
世界綽綽の事変

相対だらけのコネクション
空気(エア)が滲む回路の修正

群れ、流れ、僕らの生態は
「謎」だらけの有り様

塗りたくった表情
――色は、もう分からない

バグノボクラ
バグハボクラ
遥か彼方の真実 放り投げた
響き合わすノート　不透明
誰の位相も交われない

ボクハダレダ
ボクハダレダ
瞳の裏は覗けない
いつか、心を誰かに投げられるかな・・・

アンチ・ロス⇒オベーション
それは、ごく当然な習性

謎めいたモラルは、
「浪漫」って装置を纏うらしい

何度目かの　浮遊感
それはエラーを伝う信号

「黙れ」「黙れ」

いつまで“正解”を黒く塗るつもりなんだ？

構築なんて、創造なんて、興味は無いや
三度も四度も何度も求めたリブート
現実だって非現実だって変わらないなら
染め上げたい“カラー”

バグノボクラ　バグハボクラ　
バグだらけの哭(こえ)は届かない
A～Zの模様　何も無い
放棄されたプログラム

ボクハダレダ
ボクハダレダ
怖くてどこも覗けない
いつか、心に触れたいって贅沢かな・・・

少しづつ過誤(まちが)えて、嫌いを重ねて
揺らぐ感情は枯れ、哭いていた

崩れてく感触に溺れてく

バグノボクラ　バグハボクラ　
遥か彼方の真実 放り投げた
響き合わすノート　不透明
誰の位相も交われない　　　　

僕は誰だ？
僕は「僕」だ
瞳の裏は覗けない　　　　　　
いつか、心を“誰か”に投げられるかな

何度 塗りたくられた此処を
剥がしておくれ