1.往々にし取々見かけを嗅ぎ分け、
2.待ちかねたる触りの良い目の前の、
3.甘味に溺れ痛い話には耳も傾けない、
4.大人気ないその妄想、
5.すら大人気になる状況、
6.その動向、
7.この然々全部が気持ち悪い、
8.ったらありゃしないんですわ、笑9.
10.え、え、11.
12.君にとってはこれが「本当」で、
13.他は嘘ですか。
14.それで満たされるんなら、
15.そこに溺れてくのもいいけどさ。
16.だけれど、どこまでいってもそれは君の、
17.吸い上げた記号でできた物語、
18.君の君による君のための詞書。19.
20.そういった構造を、
21.弁えられらないのに、
22.いつの間にか、
23.周りの言葉が、
24.誰かの物語に置き換わって、25.
26.「事実」は死んでしまったんだ。27.
28.死んでしまったんだ。29.
30.死んでしまったんだ。31.
32.情報さえ余す所なくキャピタリズム、
33.の対象と化したこの現代は、
34.見えたものだけが全てじゃないが、
35.見えていないものには価値がない。
36.らしい構造、
37.から積み上がっていく口上、
38.その情動、
39.自分に責任すら持てないなら、
40.いい加減黙っとけや、笑41.
42.はぁ、43.
44.唯々、低いリテラシー、
45.そこに機械語が歩道を整理し、
46.繋がったその先は正義心や、
47.嫉妬心がのさばるチェンバー。
48.そのベンダーに狭められた、
49.創造性に気づかないまま、
50.考えたつもりになっていた人たちが、
51.この国を壊していた。52.
53.嗚呼。54.
55.もしもコウモリの感情や、
56.どこでもないところからの眺めに、
57.本当にぼくらが触れられたのなら、
58.どんなによかったでしょうか。59.
60.事実と意見の境界線が、
61.曖昧になっていくその上で、
62.できた解像度の低い何かが、
63.エンターテインメントとして消費されている。64.
65.クオリアの私秘性が、
66.情報の非対称性が、
67.その隙間を埋める想像と推測が、
68.わたしとあなたの間をねじ込んでいく。69.
70.そういったものが、
71.日常の生活や、
72.公共の電波や、
73.色々なところに溶け込んで、
74.今日も邪魔をしている。75.
76.そういった構造を、
77.弁えられらないのに、
78.いつの間にか、
79.平然な顔をして、
80.ただ流れるまま暮らしている、
81.「ぼくら」は死んでしまったんだ。82.
83.死んでしまったんだ。84.
85.死んでしまったんだ。