輪音 歌詞

『酔シグレ - 輪音』収録の『吟遊詩人の人生録』ジャケット
歌手:

酔シグレ

よみ: りんね
発売日: 2023.12.27
作詞: 香音
作曲: 香音
編曲: 香音
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何千何万年と 流れ続ける時間の
終わりの先に僕らは 立ち会えない
どんな日常にでも 必ず“別れ“が近づいて
エンドロール 走馬灯 そこで初めて気づくんだ


「あなたみたいになりたかった」
雨の僕は 光にはなれない
温もり 醜さ 悲しみも全部 全部全部
形で遺して


「僕が僕で在る」その為 証明を繰り返し 繰り返し
めくるめく日々で捨て去った 命ごと (使い回して)
綺麗なだけのの音楽なんて 誰にも届かないから
一輪の花火のようなこの一生を
咲かして 誇らしく散って 全てに意味があったって言いたい


この目に映る世界は ずっと色褪せたままで
息苦しさも閉塞感も 消せない刻印
語り尽くした妄想 焦がれ続けた未来図
こんな一瞬に価値など無いと諦めたんだ


「あの日の僕は知らなかった」
影の僕は 光を拝めない
苦しみ 優しさ 喜びも全部 全部全部
誰かに遺して


「僕が僕を赦す」その為 償いを繰り返し 繰り返し
誰にも言えないまま選んだ 決意さえ (否定して)
綺麗なだけの音楽なんて 君には届かないから
花束の下に隠したこの想いを
満たして 慎ましくそっと 手渡したい それだけで良かった..


繕って 繕って 笑って 笑って
深く 深く 沈み込んで
出会っただけの君に 忘れてしまう君に
何をあげられるだろう?


「僕が僕を棄てる」その為 沈黙を繰り返し 繰り返し
何も知らぬ君の無邪気な 願いごと (呑み込んで)
“ただの僕“が奏でる音楽を 救いだと言ってくれた
一輪の鈴蘭のような君の声を
忘れないで 誇らしく笑って 鮮やかな世界にさようなら
「また、必ず」

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