鏡に写る2人は　煌煌と笑い合って
紫色の瞳には　未来が見えていたの？
誰より美しくあれ　その誓いは破れて
取り戻したい　なんでも出来るわ
ローブが小さく揺れる

華奢な身体　白い肌で　可憐に舞い躍る彼女
優しい瞳で　追う貴方も
ああどうして

ねえMirror
心の火を写し出して　劇しく抱かれたあの夜を
もう一度　眠る唇で感じさせて　願いのルージュを引くの
戯れに噛み付いた首筋に　傷跡に残る温もりに
愛したことずっと　忘れないで？
問いかけるのは幻

乱れた髪もドレスも　その目には映らない
吹雪の夢に溺れているのでしょう？
くちづけで晴らしてあげる

濡れた笑顔　涸れた涙　愛しい真心をこめて
私達まだ間に合うでしょ？さあもう少し

ねえ　遊びにいらして
森の奥の小屋まで
役者の揃ったこの舞台ごと
紫に染まれ

“Who’s the fairest?”

ねえMirror
この想いを写し出して　劇しく燃え上がる炎を
どうかこの私と艷めく痛みを　首筋に流れる熱を
白い雪は　紫に溶けて　形を亡くしてしまうのよ
このまま　あなたの炎に抱かれて眠るの
甘い幻