消えなくて　辛くて　もどかしくて
一人きりで　君の名を叫ぶよ

──凍えそうな世界の中で、
──君をいつまでも、探し続ける。

街は白に染まる　全て書き換えるように
どんなに綺麗でも　君がいないと嫌なの

かじかんだこの手じゃ　上手く未来を掴めない
壊れてしまうなら　どうして二人出会ったの？

欠け落ちた現実は　未完成のパズル
結局君の温もりじゃないと
埋まらないことを知るんだ

消えなくて　辛くて　もどかしくて
永遠なんて言葉で傷が増えていく
行かないで　繋いで　手を伸ばせば
思い出がガラスのように刺さった

会いたいよ　痛いよ　わからないよ
輝きに満ちたはずが色褪せていく
寂しいよ　欲しいよ　ぎゅっと抱いて
流れた涙、星になる前に

冷たい風の中　ずっと動けないままで
記憶を巡る度　心、締め付けられてる

ぎこちない約束　私、無邪気に信じてた
大切な名前を　縋るように呼んでいる

必然と運命が　置き去りにしても
瞳の奥の君を追いかけて
何度でも求めてしまう

強がって　笑って　変わらなくて
嘘偽り掲げても隠せないんだ
誤魔化して　溶かして　欺いても
私の中に君が残っている

始まりも　終わりも　この祈りも
音ひとつたてないまま崩れ落ちてく
これまでも　今でも　傍にいたい
一人きりじゃ息もできないから

──ねえ、どうしてなの？
──全部、夢なら良かったのに。

切なくて　暗くて　何もなくて
叶わない願いばかり降り積もるから
瞬いて　もがいて　手に入れても
「もう一度だけ」ならばいらないの

触れずに　言えずに　前向けずに
絶望だけが明日を塗り替えていく
戻れずに　晴れずに　こんな場所で
誰でもない君を愛している

消えなくて　辛くて　もどかしくて
永遠なんて言葉で傷が増えていく
行かないで　繋いで　手を伸ばせば
思い出がガラスのように刺さった

会いたいよ　痛いよ　わからないよ
輝きに満ちたはずが色褪せていく
寂しいよ　欲しいよ　ぎゅっと抱いて

一人きりで　君の名を叫ぶよ