泥中の蓮 歌詞

『キタニタツヤ - 泥中の蓮』収録の『DEMAGOG』ジャケット
歌手:

キタニタツヤ

よみ: でいちゅうのはす
発売日: 2020.08.26
作詞: Tatsuya Kitani
作曲: Tatsuya Kitani

生まれた時には終わっていた
この悪い夢はいつまで続くのか
油の浮いた水面にボウフラが湧くように
群れを成した


押し付けられた不条理の中
逃げ出すことさえ怖くてただ
微睡んでいる


あらゆる悪意を吸い取って生きて
誰一人に愛されず愛すことも無くて
背負った憎しみで僕らはいつから
眠りこけた睡蓮のようだ


生まれた時には終わっていた
泥濘みに足をとられてもがいていた
傍らをふと見遣れば
蓮が笑うように揺れていたんだ


ずっと醒めない悪夢の中
いつまでもこの夜の闇が明けないまま


あらゆる悪意を吸い取って生きて
誰一人に愛されず愛すことも無くて
濁った泥中で僕らはいつまで
咲き方を知らずにいるんだ


光のない場所で萎えてうなだれた花びら
醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく


あらゆる悪意を吸い取って生きて
誰一人に愛されず愛すことも無くて
それでも暁が僕らを照らして
白く染まる日を待っているんだ

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歌手: キタニタツヤ
ステータス: 公式 フル

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