確かなことは何も知らず知らずばかりの
有象無象に嘆いた本音 嘘で塗ったそんな名論
許せない理由を知ってよ

苦し紛れな声も笑えてないその目も
震えていた踠いていた 逃げ場の無いそんな迷路
不明瞭な色を塗って

彷徨って患った鏡のように割れて砕けた愛も
単純明快な焦燥抱いた この胸に火を放って

繰り返すだけの揺るがない過去を
断ち切ろうとしても届かない
たったひとつの感情で息をして
二度と戻る事など出来ないから

高鳴った鼓動に踊らされ 飛沫上げていた想いを
奔りだす衝動に燃やされ くだらない空想を引き裂いて
汚れた傷跡をただ今日も重ねるだけ

アナタにだけ教えてあげる これ以上無い快楽と愛を
ずっとこのまま もっと溺れるまで

アナタにだけ教えてあげる 耐えられない痛みと憂いを
ずっと隠して もっと朽ち果てるまで

躊躇って傷ついたこの心臓に鍵をかける間も無く
過ぎていった時間はもう戻らないさ 今を穿って

激しい雨に打たれたあの日の
忘れかけていた激情で
たった今此処に愛を叫んでも
誰にも知ることなど出来ないから

高鳴った鼓動に踊らされ 飛沫上げていた想いを
奔りだす衝動に燃やされ くだらない空想を引き裂いて
アナタの肌にただ身体を委ねるだけ

偽りでもいい 不確かでもいい その眼で嗚呼どうか
ずっとこの夜を灯してくれ