「才能なんてもう
僕は考えてすらないけど、
誰にだってあるんだよ。
違うのか？　…簡単なんだよ。
誰かと比べてみたって
君の所為で君は傷ついてるんだ。」

五月蠅いよ
知ったふうにもう喋らないでいいよ
目に入らないように画面を閉じた
応答ない未来を待って　夜の隙間へ
僕も連なって往く

溺れたままなら
好きにすればいいのさ
連名で示そうぜ　下剋上だ
何も無い安全な迂回路でさえも
躓いて泣きそうになるけど
いつも僕ら　余りモノでいいのさ
知らない場所でだって君に会えた
音も無い　足りないのは全部
それでもいいよ　帰るだけ

筋書き通りの人生に
一矢報いたかった
何それって思うだろ　笑うよな
やり返そうにも
努力じゃ追い越せなかった
そんなもんだって分かっているんだ

ダメだった　けど
夜が色付いていく

覚めない夢なら
何も失くさないのさ
本物だけがあって　嘘みたいだ
君の絵も偶然な今日を映して彩るよ
間違いなど無いから
満たされても
繰り返す理由じゃない
本当のことは今日も云えなかった
瞬きもできないような体で
物語ろうとしたんだけど

溺れたままなら
好きにすればいいのさ
連名で示そうぜ　下剋上だ
何も無い安全な迂回路でさえも
躓いて泣きそうになるけど
当たり前を護れたらそれでいいのに
冷たい泡になって消えていった
始めから　足りないのは全部
それなら　いいよ　眠るだけでも