霊犬信乃伝 歌詞
歌手: |
ななひら |
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よみ: | れいけんしんのでん |
投稿日: | 2021.02.14 |
作詞: | かぼちゃ |
作曲: | かぼちゃ |
動画: |
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通りゃんせ 通りゃんせ 鳥居をくぐれば 何処(いずこ)かな
見知らぬ神社の御祭に 迷い 宵々 一人きり
囲(かご)め 囲め 猿(ましら)の面した香具師(やし)の聲(こえ)
鬼火提灯 屋台から 如何様(いかさま) 飴屋が手を招く
「甘いのやろうか 滅多にゃ喰えんぞ
今宵は馳走じゃ 贄たかどうだか 喰うてみよう
こっちゃ来い……、来い!」
っと、小僧を引き止める 狗の面したこの娘はだぁれ?
「坊(ぼん) 目え覚ませ よもつへぐいはしちゃならぬ
その目に映った御祭は 化生の見せたるまやかしぞ
坊 早う逃げい わっちが村まで帰しちゃる
一心不乱に駆け抜くぞ 決してこの手は離すなよ」
通りゃんせ 通りゃんせ おとうも おっかあも 何処かな
はぐれたまんまで帰っても 信乃(しの)しかおいを待っちょらん
「おとうもおっかあも むこうで見たぞ
おんしを待っちょうぞ わしが会わしちゃる ついて来い
こっちゃ来い……、来い!」
っと、小僧を庇うように 狗の面した娘が出張る
「坊 確(しっか)りせい 決して返事をしちゃならぬ
おまいのおとうもおっかあも 疾(と)うの昔に死んだろう
坊 早う逃げい 幽顕(ゆうけん)隔てる階段を
一心不乱に駆下(かけお)るぞ 決してこの手は離すなよ」
「誰が招いた犬畜生 胙(ひもろぎ)盗られて狒々が啼く
そこのけ物の怪 追っつくぞ ここは庭場じゃ逃がしゃせん あそうれ
こっちゃ来い、来い……!」
っと、匕首(あいくち)抜刀し 狗の面した娘が翻す
「坊 ここまでじゃ これより先は一人で行け
後ろに迫ったばけもんは わっちがここで食い止めよう
坊 早う逃げい 何が聞こえても振り向くな
一心不乱に生き抜くぞ この手を離してひた走れ」
通りゃんせ 通りゃんせ 鳥居をくぐればおいが村
神隠しの沙汰は止み 狗子(いぬころ)信乃は何処かな
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歌手: | ななひら |
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