手探りで求める光
長いトンネルの先
私を待っている人がいる
帰り道はもう分からない
導く松明の灯り
いつの間にか消えてしまった

彷徨う私の手を
いつも引いてくれてた誰か
その温かさだけが
夢へと続く道だったはずなのに

この枯葉に私の自由を託して
海の向こう　水平線を超え
あの夕陽が焦がす空を
どうか旅しておいで　その時まで
ここで帰りを待っているから

Ha…

幾千の曲がり道に背いて
真っ直ぐ進むことが正しいんだって
信じてた
この場所に光はもう当たらない
私は何を遂げたいの？
貴方の笑顔も見えないわ

さよなら　今までの景色
美しい紅をずっと眺めてさ
先のことなんてもういいよ
このまま
燃えるような雲の峰を超えて

空に跳ねた白鯨と泳いで
涙のような雨粒を浴びて
この心の弱ささえも
どうか一緒に飛ばして
澄み渡るまで

この枯葉に私の自由を託して
海の向こう　水平線を超え
あの夕陽が焦がす空を
どうか旅しておいで　その時まで
ここで帰りを待っていたい

『この手を誰か、早く引いて。』

Ha…