闇やみが静しずかに燃もえる
月つきが貴方あなたを照てらす
きっとこんな想おもいもあったのねと
また過去かこと見みつめ合あう

抜ぬける息いきは弱よわく
だが未いまだ膨ふくらむ感覚かんかく
小ちいさな重おもみはすぐになくなって
仕方しかたないのかもな

気きづいてたけど言いえなかったこと
私わたしに言いい聞きかせたことさえも
今いまは目めに見みえなくとも
鈍にぶくふりかかった

優やさしい音おとが
揺ゆれるように
意志いしを繋つないで
離はなさないでよ
きっと散ちりゆく生命せいめいを
貴方あなたと共ともに終おわりたいのよ

でも闇やみが静しずかに攫さらう
想おもいも距離きょりも遠とおくなる
もうここでは心配しんぱいしなくていいよ、と
思おもうことさえ綺麗きれいに映うつる

昇のぼる太陽たいようはきつく
また貴方あなたを想おもい出ださせる
一見いっけん穏おだやかな記憶きおくで私わたしのことを
縛しばり続つづけるのねと
下さがるはずの温度おんどは悔くやしさを通とおり、熱あつくなる
もう私わたしが私わたしのままじゃなくていいと
決きめたから走はしり出だしたの

気きづかずに言いってしまっていたこと
私わたしに言いい聞きかせなかったこと
今いまは目めで追おえなくとも
鈍にぶく振ふりかかった

貴方あなたの音おとは揺ゆれるように
私わたしと絡からんで離はなさないでよ
きっと散ちりゆく生命せいめいを
あなたと共ともに終おわりたいのよ

でも闇やみが静しずかに攫さらう
想おもいも距離きょりも遠とおくなる
もうあなたの隣となりにいられないね、と
思おもうことさえ綺麗きれいに映うつる