光ひかりさえ
素通すどおりしていたあの日ひ
わたしはnon-reflectionノンリフレクション

輪郭りんかくはあっても見みえない身体からだを
持もて余あましていた
グラスのように
もろくて

すぐにもこぼれそうな水みずを
湛たたえたままで-
いざ単色たんしょくのゲシュタルト
崩くずれゆく狭間はざま

反乱者はんらんしゃのキスはプリズム
初はじめて孤独こどくを照てらしだす
ねえ
色いろはこうして分離ぶんりしてゆくのね
革命かくめいの紋様もんよう
I am a glass of waterアイ アム ア グラス オブ ウォーター

透過性とうかせいの果はて
何なにも感かんじることができなくて
自分じぶんで自分じぶんを縛しばっていた
これから私わたしは
この世界せかいのなにを見みるのだろう
やがてきっとハレイション
発光体はっこうたいの欠片かけら
傷きずつけられてもかまわない
とめられない

揺ゆれるグラスの虹にじ
旗はたのように
ななつの感情かんじょうが
今いまはなびいてる
薄うすいふちをなぞる中指なかゆび
あなたが色いろを見みせてくれたの
生いきる意味いみを知しるように

神話しんわの代かわりに
空そらを知しるように