吹き抜ける風に　口元隠した
跳ね回る子供の声　立ち止まるぬるい吐息
巡った季節に　一夜の祈りを
からかうように笑うきみ　ほだされた僕の吐く白い息

通りを歩けば　賑わう町の音
でたらめな飾り付けも　火照りを冷ましはじめる
限りない夢の　刹那のよすがと
捲し立てるきみの手は　今だけは随にと

名前も知らない人々
迷い込んだ旅人
終わりと始まりの空の下
満天を映す　瞳に誘われて
残さず摘み取られた

ハーヴェスト　一緒に踊ろうよ
もつれる足　長い影に
星が実った　神々の歌
遥かな旅路に祝福を

燦然と　一所に昇る様
喜び紡いだ輪が
炎に照らされ　夜を急かした
新しい命の芽吹きを願って

群れからはぐれて　風に目を瞑る
絶え間なく続く帳　立ち止まりすすいでくれる
「一緒に行こう」と　きみが言ったから
例え蜃気楼の先　辿り着ける気がした

名前を呼んでる人々
迷い込んだ旅人
想いを映す鏡のようだ
熱を帯びてく　瞳の中
赤く輝き連なる道標

渦を描いて (遡って結う) (交ざる)
捧ぐ豊穣の歌 (荒涼の丘) (歩み)
今出会ったばかりの彼ら (叶うなら)
ただ幸多き明日へ導け (導け)

ハーヴェスト　一緒に踊ろうよ
もつれる足　長い影に
星が実った　神々の歌
遥かな旅路に祝福を

燦然と　一所に昇る様
喜び紡いだ輪が
炎に照らされ　夜を急かした
新しい命の芽吹きを願って