シニカリアリズム 歌詞

『TaKU.K - シニカリアリズム』収録の『シニカリアリズム』ジャケット
歌手:

TaKU.K

投稿日: 2020.12.12
作詞: TaKU.K
作曲: TaKU.K
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ブラフを重ねて、束ねて、纏めてカードに込め投げる
数多を啼かせて、咲かせて、沈めて、詫び述べる
高架下の酒場でカンパリ煽ればあの子を思い出す
ただの気まぐれでサイコロを渡した彼女のことを


先見は時としてただ残酷なのね
ねぇ、この都市はお嫌いかしら?


警笛の雨 仮初の安寧
跪いて、縋って、絡まり合ってしまった関係
霧雨は酸性 破滅への手を得よ


拝啓、貴女は元気かしら
笑みの裏に憂いを隠しながら、
泥のような感情を押し殺しながら
明明と、今日も種を植えるのかしら
なんて哀しくって清らかな在り方
孤独なる統制者、味方も亡く
嗚呼、彼がもしも生かされてたなら、
この世界の全て引き換えに
貴女と手を取り合えてたかもね


呆れたこの国の情態に腐る寵愛児 唸るマキナ、巻き鳴く
蒸気塔の巫女の神託は軽視されて、円の卓はきりきり舞い状態
で、崩れ去った独裁者 沸くは聴取者 座した救世主、召し上ぐ
回顧に栞を挟み閉じた そして原罪に至ったって訳ね


歯車はただ廻り続けて、天啓は破滅に針を指した


耄碌の亀 御座形な鑑定
啀み合って、呆気なく撃ち抜かれた関係
燃やしたカダベル 冷めた眼と目の下郎


拝啓、あたしは元気ですよ
本当の笑顔、忘れてしまったけど、
汚れきった感情は拭えないけれど
戦々恐々の都市で暮らしていますよ
なんて、らしくない言を抜かしました?
滅びようが、どうなろうが構いやしませんよ
まぁ、彼がもしもまだ生きていたなら、
この世界も悪くないなんて、
らしくないこと考えたのかしら


廃鶏、間引かれたメイデイを、
洗脳された哀れなる民衆を、
底無き混沌に呑み込んでゆくはヴェンデッタ
今日は都市を燻していますか?
なんて戯れも言えなくなってきて、
程なく存在は紅蓮の牢で朦朧


死期に祈祷


やっと笑えているんですね
それが箍、外れたものだとしても
誰が咎められようか、穢れない心
明星が今日の空に浮かんでいました
なんて美しい一枚絵なのでしょう
悍しい阿鼻地獄も忘れてしまいそうね
嗚呼、彼がもしも生き抜けてたなら
この世界は穢れていたままで
それでも貴女達二人は
世界を騙して、脱して、達してーー


これはあったのかもしれない未来
だけど、もう叶うことのない未来
静かに此の右眼を閉じました


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歌手: TaKU.K
ステータス: 公式 フル

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