今、私がここにいる証明も
ここから動き出すこの運命も
もしも声が届くのなら
少しだけ、どうか応えて

どこかで失くした　読みかけの本は
続きさえもわからないまま
きっと結末は　まだ誰も知らない
そう信じていたかった

どうせ部屋の片隅で　時を止めて眠っている
まるで幻みたいな　この物語の続きを

今、私がここにいる証明も
ここから動き出すこの運命も
もしも夢を嗤われても　迷わずに胸を張れたら
まだちっぽけな存在と
嘆く私はどこにももう居ないの
もしも声が届くのなら
少しだけ、どうか応えて

不安を抱えて　本音を隠して
何を伝えられるのだろう
幾度と流した　涙の跡には
過去だけが写っていた

いつか思い描いていた　ここで眺めてる光景を
まるで飲み込まれそうな　果てしなく続く世界の中へ

そのどれもが一つ一つ輝いていて
同じ景色同じ音を紡いでる
宙に浮かび混じり消えるこの瞬間の
奇跡を分かち合えたなら

振り返れば頼れる仲間と
目の前には愛する仲間と
皆　胸の痛み超えて
辿り着く場所へ

ほら今、私がここにいる証明も
ここから動き出すこの運命も
もしも夢を嗤われても　迷わずに胸を張れたら
まだちっぽけな存在と
嘆く私はどこにももう居ないの
もしも声が届くのなら
少しだけ、どうか応えて

今だけは、どうか応えて