自分の影に怯えるほど
近づいているんだ　命の音が
灰塗れの藁にも縋りたいくらいだ　
こんな世界じゃ
「もうお終いね」　猫が云った
首に手をかけた　まるで骸
宗教家は知らないし　彼も多分死んだ
見たこと無いけど

散々種を撒いて、齷齪汗を流して
徹底受け入れてこの結末さ
淡々口ずさんで、まあまあ水を濁して
延命受け入れて何になるわけ？
精々もがいてみな、形勢不利がどうした
賢明な愚者はここでfrappéを！
さあ、さあ！　
幕は開いたから始めようか
皆様のお手も拝借

ただ、悪虐に！　
今こそ鮮明な生き様を目に焼き付けろ
叫喚、簒奪、Un, deux, trois!
白濁としたその目に赫赫の刃を
突き立てるのが悪の矜恃だ

夜が明ける前にもう全部全部壊して
お前らの為と宣う独裁者(dictateur)
結局なんも変わっちゃいないさ
略奪　策略　爆薬　錯雑
もうたくさんだ！
朝が来る前にもう全部全部直して
って頼んだって駄馬の耳にゃ説教
いつかの自分に恨み言を吐いた
期待したって何もかも無駄だよ
目を覚ませよ！

滅茶苦茶に、それでいて丁寧に描いてた
高尚画も崩れて散った
審判、弾圧、Un, deux, trois!
燭台に火を焚べよう、悪役に成る前に
血を啜るのが悪の矜恃だ

散々種を撒いて、齷齪汗を流して
徹底受け入れてこの結末さ
淡々口ずさんで、まあまあ水を濁して
延命受け入れて何になるわけ？
精々もがいてみな、形勢不利がどうした
賢明な愚者はここでfrappéを！
さあ、さあ！　幕は開いたから始めようか
華麗なpirouetteをご覧あれ

ただ、悪虐に！
今こそ鮮明な生き様を目に焼き付けろ
叫喚、簒奪、Un, deux, trois!
白濁としたこの目に赫赫の刃を
突き立てるのが悪の矜恃だ

もう幕が降りるからアンタの番だ