本当ほんとうのことは僕ぼくしか知しらない
瘡かさ蓋ぶたになるまでは痛いたいのも我慢がまんしたから
踏ふみ出ださなきゃ 転ころぶこともなく生いきていける
でも 目めを逸そらせば 僕ぼくが僕ぼくがじゃなくなるみたいで
身みに覚おぼえのある感触かんしょくを抱だき締しめて泣ないた
1人ひとりにさせないよ

夢ゆめを見みて 躓つまずいた君きみの目めは僕ぼくによく似にていたんだよ
怖こわがりで泣なき虫むしな僕ぼくがまだ膝ひざ抱かかえ泣ないているんだね
小ちいさくて埋うもれていた声こえが何度なんども呼よんでいるんだ
アンプごと持もっていくよ
そこで僕ぼくを待まっていて

本当ほんとうのことは僕ぼくにも分わからない
作つくってきた瘡かさ蓋ぶたが1つじゃないから
期待きたいしなけりゃ 傷付きずつきもしなかったね
でも 時間じかんはそんなない 荷物にもつ預あずけ 走はしり出だしたんだ
誰だれも見みていない所ところに全部ぜんぶ置おいてきたんだ
誰だれも笑わらえないよ

夢ゆめは儚はかない そんな叶かなわない
でも 人生じんせいは理不尽りふじんなくらい短みじかい
なのにずっと続つづいていく
だったら 何なにか壊こわすより何なにか作つくりたい
うるさい うるさい 何なにも聞きこえない
今いまだって思おもった 今いましかない
理屈りくつじゃない 全部ぜんぶ自分じぶんで決きめたい
どうなっても笑わらえる "僕ぼく" を選えらびたい

夢ゆめを見みて 躓つまずいた君きみの目めは僕ぼくによく似にていたんだよ
怖こわがりで泣なき虫むしな僕ぼくが

間違まちがえて躓つまずいた あれも僕ぼくにとっては大事だいじだったよ
こんなにも暗くらい夜よるがずっと続つづくものかと泣ないているんだろう
いつの日ひか朝あさが来きて やっと気付きづけたことが沢山たくさんあった
ヒーローも同おなじ場所ばしょで
ずっと泣ないていたんだよ