ハルハコブネ 歌詞

『nayuta - ハルハコブネ』収録の『ハルハコブネ』ジャケット
歌手:

nayuta

発売日: 2023.05.29
作詞: さんしお
作曲: SperioNz・nayuta
編曲: Akki
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狭い ゆりかご
結んでた 指を
そっ と ほどく


閉め切りのカーテン
掴まれない吊り革
遠く 薄い 雲が濁ってく


気の抜けた炭酸
寝落ちていたバスタブ
画面(まど)の 外を 眺め荒れる波


眩しくて
目を閉じた
他人(ひと)や 過去の
航跡(こうせき) 折れる 指針


暗がりの海の中 彷徨う あてなく
余波(なみ)に飲まれて
導(しるべ)も 見えずに


取り残された船で 凍えて 俯く
ぼくは 祈りを ひとくち込めた
朝を呼ぶ
嵐の夜(よ)も過ぎ去ると信じて


囚われた残映
踏み切れない水端(みずはな)
道を 強く 叩く通り雨


突き刺さる電信
流されゆく潮騒(しおさい)
濡れた 頬を 拭い舵を取る


眩しさに
目を開けた
苦しい 現在(いま)の
航海 越えるために


夜明け前 海の中 進んで もがいた
波をかき分け
標(しるべ)を 探して


立ち尽くしてた船に 怯んで それでも
ぼくは 暗がり 覗いた
指の隙間から


みえる?
こおり 溶かして
ひかり 差しこむ


立ち上がり開けてみた まど
震えながら踏み出した あし
目覚めた朝が呼ぶ 色


暁の海の上 揺蕩う 望んで
波が打つ音(ね)も
調べに変えてく


進み出した舳先(へさき)に 拡がる 蒼海
ぼくは 伸ばした 手のひら
光 掴んだ


空に 虹 見上げて

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歌手: nayuta
ステータス: 公式 フル

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