ローテーションで回る現代で
2人は悲しそうに話をタダしていた
掘り尽くされた財宝たち
僕らはもう何も見つけられないのかな

大丈夫だと君は言う
宝の価値を二人で決めれば
まだまだこの世界は宝だらけさ

君は縦に僕は横に
線を引き交わった
その場所には何があるのかわからない
だけど僕とそして君と
描いたゴール地点
2人だけで目指そう
僕らが作った　宝の地図で

あいまいな話に花を咲かせ
だけどそれがなぜだか魅力的で仕方ない
飲み干したジュースの缶片手に
目を輝かせて2人は想像を拡大

いつものような暗い
話はまるでないな
ただただ前だけ見据えている

バカみたいな時間だけど
心は救われていた
依然変わらず絶望の存在は変わらない
でもそれでも少しだけど
忘れられた苦痛を
今だけはその場所に帆を張って
進めばいい

案外悪い気はしない「勘」に身を任せて
安全は保障できないがここは流れに任せて
「大丈夫」なんて言えた根拠はないけど
それでも二人でならきっと

昨日までの自分の暗い
顔がちらつくけど
怖がりすぎていたら何もできない
「1人じゃない僕もいるよ」
使い古されている
そんなセリフも今は素敵だ

君は縦に僕は横に
線を引き交わった
その場所には何があるのかわからない
だけど僕とそして君と
描いたゴール地点
荒れ狂う現実の
波の中旅に出よう
2人だけで目指そう
僕らが作った　宝の地図で