3月19日（土）にNHK総合で放送されるドラマ「エンディングカット」の挿入歌が、中村佳穂が歌う新曲「circle」に決定した。

「エンディングカット」はラジオドラマとして2019年に放送され、令和元年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞を受賞した作品。納棺師の技術を持つ理美容師が故人の髪をヘアセットする“エンディングカット”を通じ、登場人物たちの大切な人への思いが描かれる。主演を務めるのはラジオ版と同じく芦田愛菜。彼女の両親を佐藤隆太、広末涼子が演じる。

挿入歌「circle」の作詞作曲は、劇中音楽も手がけた小田朋美と石若駿が担当した。この曲について中村は「みなさんに寄り添えるような形で自分の中でいい距離感で唄うことを心がけたので、唄も含めて気楽に見ていただければいいな、その中でスッとメッセージを受け取ってもらえたら嬉しいな、と思います」とコメントしている。

もともと石若さんと小田さんの作る音楽のファンだったのですが、今回はお二人と初めて一緒に音楽を制作する機会ということで、喜んで依頼を受けさせていただきました。関係の深い小田朋美さん、石若駿さんがコラボしたデモを聞いたときに、この曲のことを大事にしていることが伝わってきてすごく感動しました。お二人のバーストに私が携わることができて嬉しく思います。死はすごく身近な話だからこそ、寄り添いながらも寄り添ってないぐらいが、誰にとっても大切なものになる気がする、という話をお二人としたうえで、なるべく悲しみから明るさに少しだけ寄ったような歌を歌いたい、ちょっと明るめに歌ってみたい、とリクエストしました。冒頭の「ずっと前から～」の部分はフリーテンポなこともあり、芦田愛菜さんの演技と小田朋美さんの演奏にあわせて唄うことで、三人でセッションしている気分になりました。みなさんに寄り添えるような形で自分の中でいい距離感で唄うことを心がけたので、唄も含めて気楽に見ていただければいいな、その中でスッとメッセージを受け取ってもらえたら嬉しいな、と思います。