もしも過去に戻れたのなら僕はこの暮らしを変えたかな
後悔や罪が消せたとしたら僕はこの生活を愛せるかな

「やあ親友よ
今日はいつにも増してペースが早いなあ」
顔を上げて底を飲み尽くした　

言葉はね心を隠すものだからもう要らない
こんな日がただの一度だけあれば他は要らない
要らない

でもさ僕が消えたとしても誰かこんな僕の為に泣くのかな
人生最期の大博打だと愛をその涙で知れるかな

「なぁ親友よ
馬鹿な事言ってないで席を立つんだ」
ハッとして静かに立ち上がった

喜びが僕らの遥か上の宙を舞う
掴むにはどれほどの踏み台がいるのだろう
通り過ぎざまの舌打ちに
知ったかぶり見栄っ張りな子
見てないフリや態度に
ずる賢くなった人々
時に情けなく思うこと
誠実が伝わんないこと
どれだけどれだけ
求めたらいい

「ああ親友よ
今日は何時になろうが構いやしないさ」
笑った横顔を思い出した

寄り添えば誰かは傷の舐め合いだと言う
出来るならただ心を許せる場所でいたい

傷つける為の嘘をつくこと
ただ他人を貶めること
汚い手段や嫉妬に
信頼を失くした人々
でも見返りは無く尽くすこと
まだ失くしてはいけないこと
ここから此処から
変われたらいい