騙されて金を奪われて泣いた
恋人を親友に盗られて泣いた
なんで自分なんだと悔しかった
それでも世界は廻っていた
死んでも誰かのせいにはしない
その後惨めになるのは自分だ
勇気づけられる曲をなるべく聴き
自分を鼓舞するよう真似て歌った

何度だって立ち上がってみせると決めた
細やかな幸せだって守ると決めた
「なんて不憫なんだ」と言わせやしない
幸せの感度は自分で決めた
優秀なあいつが嗤ってたらしい
知ったこっちゃないがこちら元気でいるぜ
数え切れぬ程の夜を越えてきた
希望だって見失ってないのさ

占いは嫌いだ
だって未来を決められているみたいで
意味のない不安や期待に踊らされてしまうでしょう
行く末は決めず吹いた風の様な人になりたいと思うよ

きっと今日までの失敗は
泣いても喚いても祈っても成功に化けないけど
そこには泣いた　喚いた　祈った　の経験は残るから
ここから立って笑って覚えていたら次の未来は
もっと上手くやろう
ちょっと上手くやろうと思っている

困難な道ほど多くを学び
人は大人としてまた成長するのだろう
初心な真っ白で生まれたんだからさ
僕らは少しばかり汚れるべきなのかもな
やあ、立てるかい　見えるかい
歪なハートマークも僕にとっては∞
全て失くしたわけじゃない
全て失くしても構わないくらいのものを見つけにいこう

溜め息は嫌いだ
だって何かに負けを認めるみたいで
今までの苦労や苦悩を否定しちゃうみたいでしょ
どこまでも深く澄んだ海の様な人になりたいと思うよ

きっと今日からの成功は
泣いた喚いた祈ったあの日があってこそと
どこかで僕を作った一つと胸張って言えるだろう
世界は黙って廻って今日だって夕日を落とすけど
人として生きよう
醜くも生きよう
美しく生きよう
と思っている