夜明け前　数センチメートル
騒がしい臆病な鼓動を
君のCallにどうか変えてくれよ
こんな僕にはお似合いだろ Rain fall
消えかけのキャンドルライト
枯れかけの心に愛を
この先に僕に答えを
くれよ

気怠い朝
目をこすった
濡れた指先の違和感にうなだれた
やけに痛い胸が
底に湧いた飢えが
君がいなくなったことをそこに覚えていた
反射的に開くスマホ
赤く灯るはずのアイコン
もう見れはしないよ
ただの青いライト
握るアイオライト
僕に君はマスト
気づいても遅いよ

“おはよう”の4文字が後ろ髪を引いた
“たったそれだけ”がないと僕はダメみたいだ
情けないか？情けないよな 笑
それで君が笑うなら　もう僕はそれでいいや
あの日触れた君の手
今見つめる君の目
まるで雨に濡れて冷めたような青い日々の音
耳を塞ぎこんでしまうよ
イヤホンからは君の好きだった曲を

夜明け前　数センチメートル
騒がしい臆病な鼓動を
君のCallにどうか変えてくれよ
こんな僕にはお似合いだろ Rain fall
消えかけのキャンドルライト
枯れかけの心に愛を
この先に僕に答えを
くれよ

不安の種をいつもばらまいて
咲かすのも自分だってこと知らないで
撤き散らす　雨　濡れたのは誰
被害者ぶって”全部あなたのため”
ひらけばでる戯け
ふたりはなればなれ
なんで　だって　どうしてって呆れ返るね
錆びた歯車を無理に回した
軋む音が僕には遅れて聴こえた

既読つかぬLINEが
君と僕のタイムラグ
濡れて霞むファインダー
覗く　君　いないんだ
通り過ぎる君を雨音が
かき消してしまったようだ
心ゆらぐシーサイド
僕の影は小さい
“君は僕の太陽”
気づいてからじゃもう遅いのさ
“まって、まって”身勝手だよな
ごめんな

夜明け前　数センチメートル
騒がしい臆病な鼓動を
君のCallにどうか変えてくれよ
こんな僕にはお似合いだろ Rain fall
消えかけのキャンドルライト
枯れかけの心に愛を
この先に僕に答えを
くれよ

ねえ、ふたりわらった　あの雨の日の
かけらを僕は手放せずにいるよ
とうに枯れてしまったけど
君のは　どこかで咲いてるといいな

夜明け前　数センチメートル
騒がしい臆病な鼓動を
幸せでね　と君に伝えてくれよ
こんな僕にも最後のわがままを
消えかけのキャンドルライト
枯れきった愛に終わりを
この先に僕に答えを
なんて贅沢はもう　言わないから
言わないからさ
＜エンディング＞