四六時中
ジョークとサーカスで笑い絶えぬ夢の国
「ただ先日　ふざけた道化師が
はねられたわ　その首」

狂うエンディング

たった一度
「王妃の命日にウケをとったこと」が罪
それ以来　空いてた後継に
名乗り出るものがここに

「今宵見せるは奇跡で‥‥」
とその声は妃で
語るよりも早く
「さぁ！カーテンを開けて！」

愚者よ　四面が虜になって
嘘と偽物(フェイク)あやかして
ほら　ワルツと聖歌
踊りませんか？

嫌いでしょうか？

隙もない
目論見(スキーム)もないから

夢中になった王は言う
「さぁもっと王妃に化けてくれ！」
なお止めに入ったものから
首が落ちたってのがオチ

「あぁその前にひとつだけ
その目に入れたいものが‥‥」

ほら音楽は止めるなよ

さぁもっと笑ってくれ

右の頬にハートを
心の傷跡(スカー)模様
左には今日まで
隠した涙を

ひどく似合うだろう？
恐ろしく似てるだろう？
なぁどっかで見た首と

道化だったあの兄と

愚者よ　皮面がtricoになって
罪と化粧(メイク)施して
ほら　ワルツと怨嗟
映る未来は

悲哀でしょうか？

愚者よ　罷免まっ逆さになって
嘘で全部　塗り替えて
ほら　我は為政者
遷る世界は

綺麗でしょうか？

月もない
次幕(つぎ)もないから

四六時中　ジョークとサーカスで笑い絶えぬ夢の国

「ただ先日　ふざけた道化師が
はねられたわ　その首」