藍を呑む 歌詞

『小宵 - 藍を呑む』収録の『VirtuaROCK FEST. vol.1』ジャケット
歌手:

小宵

よみ: あいをのむ
発売日: 2021.07.25
作詞: 小宵
作曲: マッチ
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青ざめた瓶底に
ビー玉ひとつ落としたら
もう泡立たないはずの
甘さが匂い立って消えないままだ


甘いのは苦手だって
言ったのに君が差し出した
好意が飲み込めなくて
しかめっ面の僕を笑った


曇りひとつない
君の横顔にも似てた
晴れわたる空に
藍に落ちた影で穴が空いた


空洞の胸を
硝子玉で塞ぐから
うまく吐き出せなかった
さよならとラムネの匂いが
薄れないように


木陰に溜まる藍を
溢す前に君は飲み干して


曇り拭った
中身のない瓶を高く鳴らしては
吹き抜ける風も
もっと透明だったはずなのに


空洞の底に
指の痕が残ってる
夏草の陰にまた
藍の花が咲くのなら


さみしさは鳴って
硝子玉の青を砕く
名残も溶けるならまだ
さよならもきれいに言えない
僕でいい

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歌手: 小宵
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