n-bunaさんの曲に出会ったのは小学生の頃でした。曲中は感情が荒くぶつかってくるのに、聞き終わったあとには艶やかな気持ちになるような、沢山の魅力が私に刺さり続けています。
「your trip」は明るいだけでなく、駆け抜けるような切なさと爽快感が混ざったようなアレンジにしたいと思っていましたが、今の私たちでは表現しきれないようにも感じていました。
そんな時、n-bunaさんとこの曲を一緒にできたら思い描いてたところまで連れていってくれると思い、一か八かでお願いしてみたら快く受けてくださいました。
昔からの夢が1つ叶い、とても幸せで思い出深い曲になりました。

彼女らの音楽を聴いてまず印象に残ったのは10代とは思えないような垢抜けた音源です。そこに都会の夜に向けて少し背伸びするような詩とボーカルが加わることで、独自の世界観を生み出しているように感じます。
「your trip」のデモデータはボーカルとアコギの弾き語り音源でした。
そこからメンバーと話し合いながら、夏に合うような爽やかなバンドミュージックになるようアレンジしていきました。
レコーディングにより彼らの持つ演奏の力と合わさったことで、
アンニュイながらもひたむきに前を向くような面白い曲になったように思います。