君が目を覚ます前にあぁ、君が無いことを
知りたくないだけで
心が欠けていく
君を知らなければ
こんなに痛いことも
そう思える程に
そんなんわかってんだ
知っていたとしてもどうせ選んでいたよ
あぁ、でも今は痛い、ただ痛い
逃げてしまったのか | 藍空と月 | - | 動画 | あぁ、君が無いことを
知りたくないだけで
心が欠けていく
君を知らなければ
こんなに痛いことも
そう思える程に
そんなんわかってんだ
知っていたとしてもどうせ選んでいたよ
あぁ、でも今は痛い、ただ痛い
逃げてしまったのか |
君と二人で雪を投げた日目が覚めても君は横に居た
「ねぇ、今日は出掛けよう
久し振りにしてみたいんだ、雪合戦を」
「おい、なんか言ってよ」
「君らしいなと思って」
「あと五分だけ寝たら準備しよ」
惜しい命など無かったんだ
君に全部使えるのなら
本 | 藍空と月 | - | 動画 | 目が覚めても君は横に居た
「ねぇ、今日は出掛けよう
久し振りにしてみたいんだ、雪合戦を」
「おい、なんか言ってよ」
「君らしいなと思って」
「あと五分だけ寝たら準備しよ」
惜しい命など無かったんだ
君に全部使えるのなら
本 |
君の居ない目覚めに冬の終わりに見た君は
確かに僕と居た君だ
君は忘れたのだろうか
確かに居た僕らを
未だに分からないままだ
君を貶せる筈もない
愛想を尽かされただとか、
そんな事じゃないだろ
注いだ水を一息で飲み干そうとしたけれど
酷く咽せた | 藍空と月 | - | 動画 | 冬の終わりに見た君は
確かに僕と居た君だ
君は忘れたのだろうか
確かに居た僕らを
未だに分からないままだ
君を貶せる筈もない
愛想を尽かされただとか、
そんな事じゃないだろ
注いだ水を一息で飲み干そうとしたけれど
酷く咽せた |
君の居る人生一つ知らない言葉を知った振りをして頷くような
それによく似た嘘で
空いた穴を埋めていた
慣れない心を抱えて
慣れた道を歩く
ただ紅葉を踏めば秋が鳴る、唯一人分
塞がる筈もないよな
君の居ない秋が鳴った
初めからそうだったって顔 | 藍空と月 | - | 動画 | 知らない言葉を知った振りをして頷くような
それによく似た嘘で
空いた穴を埋めていた
慣れない心を抱えて
慣れた道を歩く
ただ紅葉を踏めば秋が鳴る、唯一人分
塞がる筈もないよな
君の居ない秋が鳴った
初めからそうだったって顔 |
夏の夜は「ねぇ、歩こう」
「今何時だろう」
「判んないけど、多分二時くらい?」
僕ら今日も大分夜更かしさんだね
サンダルでいっか、さぁ行こう
肺まで色が付いて仕舞いそうな程の月と青い夜
跳ねる足は君と多分夜の所為
こんな夜を忘れはしない | 藍空と月 | - | 動画 | 「ねぇ、歩こう」
「今何時だろう」
「判んないけど、多分二時くらい?」
僕ら今日も大分夜更かしさんだね
サンダルでいっか、さぁ行こう
肺まで色が付いて仕舞いそうな程の月と青い夜
跳ねる足は君と多分夜の所為
こんな夜を忘れはしない |
夕紅夜を待つ沈んでく日に気が付いてたんだ
それでも
渡す言葉一つ分からないままで
暮れ色に染まる部屋で描いた
一人、君を失う詩を
君がいたことをただ確かめるように
君がいた景色を余さず描いて
一人、思い出の瀬をなぞって
それでも君は消えて | 藍空と月 | - | 動画 | 沈んでく日に気が付いてたんだ
それでも
渡す言葉一つ分からないままで
暮れ色に染まる部屋で描いた
一人、君を失う詩を
君がいたことをただ確かめるように
君がいた景色を余さず描いて
一人、思い出の瀬をなぞって
それでも君は消えて |
夜想雲ひとつない空を眺めていた
あんたらみたいで吐き気がした
心の価値も知らないで
幸せそうに笑うなよ、ほんとさぁ
今更になって思ったんだ
僕がいなくても世界は廻る
それなのにしがみついて生きてるのが
虚しくてさ
音楽は裏切らない | 藍空と月 | - | 動画 | 雲ひとつない空を眺めていた
あんたらみたいで吐き気がした
心の価値も知らないで
幸せそうに笑うなよ、ほんとさぁ
今更になって思ったんだ
僕がいなくても世界は廻る
それなのにしがみついて生きてるのが
虚しくてさ
音楽は裏切らない |
描写網戸越しの風で起きた
部屋はもう暗い
突っ伏して寝てた頬には袖の皺が付いてた
君に渡すはずだった言葉達が
藍色に溶けては紙に滲んでゆく
君がいないことを忘れようとするたびに
君を思い出すから
日毎に薄く、遠くなってゆく君に縋り付 | 藍空と月 | - | 動画 | 網戸越しの風で起きた
部屋はもう暗い
突っ伏して寝てた頬には袖の皺が付いてた
君に渡すはずだった言葉達が
藍色に溶けては紙に滲んでゆく
君がいないことを忘れようとするたびに
君を思い出すから
日毎に薄く、遠くなってゆく君に縋り付 |
散るから春が嫌いなんだずっと
桜の所為だろう、随分前から
嫌いよりも怖いの方が近いだろうか
唐突で鮮明なその終わり方がずっと怖くてさ
君が居る今は終わりはしないだろうか
君はどうだろう
同じだろうか
何も考えずただ愛しているだろうか
| 藍空と月 | - | 動画 | 春が嫌いなんだずっと
桜の所為だろう、随分前から
嫌いよりも怖いの方が近いだろうか
唐突で鮮明なその終わり方がずっと怖くてさ
君が居る今は終わりはしないだろうか
君はどうだろう
同じだろうか
何も考えずただ愛しているだろうか
|
昨日の夢昨日の夢の続きを見ていた
見覚えのない印のあるカレンダー
目を開けて数秒、忘れてしまう
もどかしさだけ残して
少しだけ懐かしいような
そんな痛みがした
痛いの水が零れていく
染みては胸を刺して
器は心だ、ひび割れの
そんな日 | 藍空と月 | - | 動画 | 昨日の夢の続きを見ていた
見覚えのない印のあるカレンダー
目を開けて数秒、忘れてしまう
もどかしさだけ残して
少しだけ懐かしいような
そんな痛みがした
痛いの水が零れていく
染みては胸を刺して
器は心だ、ひび割れの
そんな日 |
水紅葉と願い川沿いの紅葉の葉は
もう随分と落ちた
木が色を落とす程に
水は紅く染まった
指の先が冷えてきた
秋も、もう直ぐ終わる
伸ばしかけた手の先が
君の影を掬った
此処を歩けば君は嫌でも映るけど
僕が君と、君が僕と居たということさえ | 藍空と月 | - | 動画 | 川沿いの紅葉の葉は
もう随分と落ちた
木が色を落とす程に
水は紅く染まった
指の先が冷えてきた
秋も、もう直ぐ終わる
伸ばしかけた手の先が
君の影を掬った
此処を歩けば君は嫌でも映るけど
僕が君と、君が僕と居たということさえ |
物思い私といる時はいつも携帯ばっかいじってさ
あの子とデートの時は待てど暮らせど返信はなくて
今頃私が教えた公園で
一緒に私の街を見下ろしてるのかな
私があなたと行きたかった場所
あなたと会う時はいつも決まって駅前のファミレスで
あなた | 藍空と月 | - | 動画 | 私といる時はいつも携帯ばっかいじってさ
あの子とデートの時は待てど暮らせど返信はなくて
今頃私が教えた公園で
一緒に私の街を見下ろしてるのかな
私があなたと行きたかった場所
あなたと会う時はいつも決まって駅前のファミレスで
あなた |
空と遊園地晴れ間ひとつ見えない空も
今はどうでも良くてさ
君の横顔を盗んだ昼前の遊園地
「雨はきっともう降らないよ」と
何も知らない君は言う
「それが本当なら良いけど」
「晴れ女だからさ!」
「それはそうだね、確かに。」
君がいて僕 | 藍空と月 | - | 動画 | 晴れ間ひとつ見えない空も
今はどうでも良くてさ
君の横顔を盗んだ昼前の遊園地
「雨はきっともう降らないよ」と
何も知らない君は言う
「それが本当なら良いけど」
「晴れ女だからさ!」
「それはそうだね、確かに。」
君がいて僕 |
色彩画君だけを描くと決めたんだ
痛くなんてないよ、いつだって映るから
君だけを描きたいと思ったんだ
もう、それでいいんだ
君だけを描くと決めたんだ
電車を待つベンチ
それよりもずっと前から
君だけを描きたいと思ったんだ
もう、それが | 藍空と月 | - | 動画 | 君だけを描くと決めたんだ
痛くなんてないよ、いつだって映るから
君だけを描きたいと思ったんだ
もう、それでいいんだ
君だけを描くと決めたんだ
電車を待つベンチ
それよりもずっと前から
君だけを描きたいと思ったんだ
もう、それが |
落葉紅葉の散る川に染まる
秋が水に降る
盗まなくても十分紅いのに
この中の誰かは海を見たりするのだろうか
欄干に手を掛ける
少しだけ冷えていた
紅く成った水を、紅葉の柵を
眺めている君を
見るまでもなく眺めている
歩けばバス | 藍空と月 | - | 動画 | 紅葉の散る川に染まる
秋が水に降る
盗まなくても十分紅いのに
この中の誰かは海を見たりするのだろうか
欄干に手を掛ける
少しだけ冷えていた
紅く成った水を、紅葉の柵を
眺めている君を
見るまでもなく眺めている
歩けばバス |
長靴と合鍵朝、目を覚ますと君は居なかった
家の何処を探しても見つからない
連絡の一つも無い
玄関に目をやると鼓動が跳ねた
昨日まで置いてあった長靴が無くなっていた
いや、でもさ、昨日だって君は楽しそうに
嘘だ、なんで?
あぁ、そうだ追わな | 藍空と月 | - | 動画 | 朝、目を覚ますと君は居なかった
家の何処を探しても見つからない
連絡の一つも無い
玄関に目をやると鼓動が跳ねた
昨日まで置いてあった長靴が無くなっていた
いや、でもさ、昨日だって君は楽しそうに
嘘だ、なんで?
あぁ、そうだ追わな |
雨空の隅にもうきっとこれが
最後になると分かっていた
バスに揺さぶられ
僕ら大分遠くへ来た
雲の落とす影が山肌に映っている
川沿いを歩く
冷えた高地の空気が頬を撫でる
息を吸う
君を見る、物憂げな表情の君を
物思うのは僕だけじゃない | 藍空と月 | - | 動画 | もうきっとこれが
最後になると分かっていた
バスに揺さぶられ
僕ら大分遠くへ来た
雲の落とす影が山肌に映っている
川沿いを歩く
冷えた高地の空気が頬を撫でる
息を吸う
君を見る、物憂げな表情の君を
物思うのは僕だけじゃない |