息いきが吸すいたくて、産声うぶごえを上あげて
生いき辛づらくなってまた泣ないて喚わめいて
生いきたくって?逝いきたくって?
わけ分わかんないなぁ、僕ぼくは
死しにたくっても、詩しに託たくして
仮死かし/歌詞かしになって歌うたう今日きょうだ
震ふるわせた声こえを歌うたに吹ふき込こんだ時とき
僕ぼくの息いきが初はじめて目めに映うつって
気付きづいたんだよ
音楽おんがくの価値かちなんて所詮主観しょせんしゅかんだと
なら、歌うたいたいように
伝つたえたい言葉ことばを伝つたう
間違まちがいに怯おびえて
鬱ふさぐんじゃなくて
正ただしく在あろうって
足掻あがいていたいんだよ
"僕ぼくのせい"も、僕ぼくの生せいだ
馬鹿ばかにされたって僕ぼくは
傷きずついては傷きずつけて
瑕疵かし/貸かしを作つくって生いきる
目めに見みえた今いまが全すべてだから
過去かこや未来みらいに縋すがりたくないから
心しんの臓ぞうよ、動うごけ、動うごけ!
不確ふたしかだとしても僕ぼくの鼓動こどう
いつか憎にくんだ、あの光ひかりも
僕ぼくの目めを確たしかに照てらしている
可視化かしかしていくんだ、この心こころを
でたらめな本音ほんねを抱かかえながら
息いきが吸すいたくて、産声うぶごえを上あげて
生いき辛づらくなってまた泣ないて喚わめいて
生いきたくって?逝ゆきたくって?
わけ分わかんないなぁ、僕ぼくは
死しにたくっても、詩しに託たくして
仮死かし/歌詞かしになって歌うたう
消きえたくて生いきた今日きょうがあるなら
どちらも嘘うそにはしなくていいから
心しんの臓ぞうを、歌うたえ、歌うたえ!
希望きぼうも希死きしも僕ぼくの鼓動こどう