キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと

あいつは自分がえらいと思ってる
経歴詐称して超図々しいね
証拠は破棄して性根は腐って
だれにもバレないとタカくくってる
あっちいったりこっちいったりただ移動してる
みんなのおカネをばらまいて
得意になってる

あいつをえらい人だとは思わない
えらいと思ってる人なんかいない
あいつは人に好かれたことがない
あいつも人を好きになったことがない

自分と似たようなぼんくら集め
有能な人材は排除したった
味もわからずにいいもん食って
霞が関でカスミでも食べてろ

宴会ばっか毎日毎晩　贅沢三昧年がら年中
クスリがいるんだろう　キャベジン大臣
わたしの食うもんキャベツと大根
アイラブキャベツ　大好き大根
しょうがないけど消化はいいぜ
モンシロチョウがひらひら飛んでる
キャベツ畑のおじさんになりたい

キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと

一瞬たりとも疑問に思わず
ふっと立ち止まってみることもなく
自分ひとりでなにかできるのか
自分が知ってることがあるだろうか

ひとりじゃなんにもできない
ひとりでなんでもできる
もうすぐ終わりって教えてやるよ
デスノートに名前書いといたからな

だれにも好かれずみんなに嫌われ
なんにも知らないことも知らない
お前が終われば仲間の奴らは
途端に悪口言い出すだろう

あいつは嫌だった　実は嫌いだった

悲しむ人なんかひとりもいない
瞬くあいだに忘れられてく
あるいは悪行だけ残っていく
みんなに苦しみを残したまま　自称森羅万象

キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと

明日のことを考えたりしない
昨日のことを覚えてもいない
ほんとに嬉しい楽しいことも
ほんとにきれいなものも知らない

もうすぐ出口が見えるだろう
別の人生なんて待ってない
恵まれた環境生かせないまんま
甘やかされ育って感謝もしない

なんにも成し遂げれなかった
なんにもいいことしなかった
他人にやってきたひどいこと全部　
何倍にもなって返ってくるぜ
ジョイスの『若き芸術家の肖像』　
ダンテの『地獄篇』を読んでみろよ
10倍、20倍、100倍、1000倍　
10年、100年、1000年続く
永遠の業火が豪華にお出迎え
燃料はわたしが足してやるぜ

キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと

お前がやったのはろくでもないこと
さべつとさべつとさべつとさべつ
真面目に生きてる人たちをわらうな
一生懸命な人を邪魔するな
お前なんかより価値ある人たち
お前なんかより美しい人たち
お前なんかはいらない存在
お前がいなけりゃみんな幸せ

春を待ちわびる気持ちがわかるか
夏を憧れる心があるのか
もうすぐお前の終わりが見える
わたしはバイバイの手は振らない

キャベツとさべつとさべつとキャベツと
キャベツとさべつとさべつとキャベツと

だけど見渡せばあいつだけじゃない
ドラッグストアにスーパー　コンビニ
電車の雰囲気　殺伐としている
みんなの精神けっこう病んでる

20年前から変わらぬ風景
バイト徹夜明け　踏切で見てた
いつかはわたしもあれに乗るんだな
そう思ってもこの年になった

なにかが変だと気づいていても
自分が変だと思わされてしまう
連帯責任　相互監視
分断されてわたしたちいがみ合う

このままずっと変わらないの
このままずっと待ってるの
このままずっと変わらないの
このままずっと待ってるの

勇気がなければ栄光はない
勇気がなければ栄光はない
勇気がなければ栄光はない
勇気がなければ栄光はない

愛がなければ人生は無意味
愛がなければ人生は無意味
愛がなければ人生は無意味
愛がなければ人生は無意味

キャベツとさべつとさべつとキャベツと