風のようにあなたはどこかへ消えてくのね
その間に言葉は乗り遅れたわ
物語は誰かの作り上げたものなの
やめてもう分かったことだから

心に罅が走った　消せない染みが残った
密かに春を想った
あなた今何を見てるの

それも嘘？あたし馬鹿みたい
これじゃ少しも救われない
独り善がりね
この期に及んでお前が一番大事なんて笑っちゃうわ
あぁなんだかやかましい
頭ぐるぐると忙しい
ほんとのとこはもう分かってるでしょ
意地悪しないで

泣けど喚けど日々は無常に過ぎてくから
その間にあなたを見失ったわ
無垢なままでいたなら何かが違ったのかな
なんてもう終わったことだから

そぞろに歩き回ったどこかに影を探して
記憶に針を落としたあたし今何を言えばいい

そこにまだ愛があるのなら
明るい場所へ向かわないで
置いていかないで
見え透いたそんな嘘では人の心はきっと奪えないわ
あぁそれでも愛おしい
騙されてるのが心地良い
こんな人生じゃもう諦めなど叶わぬ夢なの

待っていたって無くなってしまってまた泣いて包まって
そっと裏切って走り去って花になって笑うの
未来とか過去だとか無いものばっかに縋って
落っこちた今日を売り払って悲劇を演じてる
これじゃ御伽噺だわ

もう誰も居ないから
飾りは全部取って捨ててくわ
終わらせましょうね
今からでも遅くないって本気で思うなんて笑わせんな
あぁ本当に疎ましい
あたし今少し忙しい
どうせこんな歌もわかんないのよあなたの頭じゃ