ねえ　なんか　たまにさ　不安になるんだ
こんな　僕が唄って何になるのかな
君の前じゃ　カッコつけちゃって
ありのまま素直なままでいたいのに

嫌なことは続いてしまうな
ささいなことで　すぐ
腹たっちゃうよな
優しい唄を歌ってたいのに
優しくされたいのは
僕の方だったんだな

陽が落ちた街　夜に沈んでいく
今日もまた眠れなそうだな

神様　僕の声がいつか
消えてしまう　その日もどうか
君の中で　鳴り続けますように
そんな事　願うんだ
月がかげるこんな夜には
布団　潜って朝を待とう
どんな夢を君は見てるかな
眠れない夜を超えて行くよ

いつからだろう　この道を歩くと
悲しくなったりさ　寂しくなったりさ
いつのまにか　こんな歳になって
ほんとこれで良いのか
なんて　思ってしまうんだ

小さな部屋　灯りを落として
何処かで　野良猫達が鳴いている
気づかれないように　それに混じって
喉を鳴らしてさ　涙を零したんだ

神様　僕の声がいつか
消えてしまう　その日もどうか
君の中で　鳴り続けますように
そんな事　願うんだ

風の強いこんな夜には
君が風邪を引かぬようにと
僕は今日も

何も出来ずに握った手も
君に届かず消えた歌も
救えるかな　唄っていれるかな
今は分からないけど

月がかげる　こんな夜には
肩を寄せ合い　目を閉じよう
どんな夢を　僕ら見るのかな
眠れない夜を越えて行こう