ビューティフル 歌詞

歌手:

上北健

発売日: 2018.03.09
作詞: 上北健
作曲: 上北健
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光を知らぬ人は言う。わたし、暗闇が好きなの、と。
そこには幸せの色がある、と柔らかな木洩れ陽のよう。


音を閉ざした人は言う。わたし、静寂が好きなの、と。
そこには幸せの音がある、と清らかなせせらぎのよう。


与えられなかったことこそを、君の証と呼べないか。


強くいるのと同じだけ、弱さにも意味があると思う。
弱いことを受け入れた先に、宿るのが強さだとも思う。
君が嫌う君の弱い場所だって同じと言えるから、
向き合いながら生きよう。


温もりを知らぬ人は言う。わたし、待ち続けているの、と。
そこに幸せの時間がある、と健気な灯を点している。


すべて授かった人は言う。わたし、ワタシが好きじゃない、と。
揃っているからこその苦しみに、心を汚そうとする。


往往にして世界を彩っているのは、
ブーケに収まる可憐な花々のように、
必要とされるだけの魅力がわかりやすく備わった存在だった。
悲しいけれど、そういうことみたいなんだ。


崩れ、倒れそうになる。でも僕は、忘れない。
湿った森にひそむコケの群れが、朝露に濡れる様を忘れない。
そこにも間違いなく、世界の彩りがあった。


人は人と比べないことにはいられない。
いつだって足りないところがみじめになって、
自分に非があるんだろうと思えてさえもくるが、


それは違うよ。どんな自分でもいいだろう。
いつになるかわからないけれど、
僕らが生きた先には、必ず僕らの意味が残るから。


生まれ持った特別は、望まれたものとは限らない。
どうしてだって、理由さえ知らされることはないけれど、
抱え込んで、食い縛って、前を見据えるその姿を、
誰が笑えるというのか。


強くいるのと同じだけ、弱さにも意味があると思う。
弱いことを受け入れた先に、宿るのが強さだとも思う。
君が嫌う君の弱い場所だって同じと言えるから、
向き合いながら生きよう。


光を知らぬ人は笑った。それでも朝焼けが恋しいと。
音を閉ざした人は笑った。それでも雨の音が恋しいと。
温もりを知らぬ人は笑った。いつか愛される日に出会えると。
美しい心のまま笑った。美しい心のまま笑った。


それらを知っている僕らだから、美しい心で生きなければ。
それらを知っている僕らだから、美しい心で生きるのだ。

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歌手: 上北健
ステータス: 公式 フル

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