悪い子に育って
「悪魔みたいね」
否定も出来ないね。
“だって、あなたにとってはそうなんでしょ？”

「きっと僕なんて」
吐き捨てた言葉　散乱して
動けない　側道で1人蹲っているの

目を合わせても
外方向かれているのは
きっと悪魔なせい

何にもなれない　今日も　逆様の言葉を浪費

自分すらも
愛せなくて
怖いことは好きじゃなくて
だから僕は天使とかに憧れてしまったんだ！

絡まりあって濁る喉元
波を打った言葉泥濘む
吐き出せぬ僕はサカサマ
逃げろ　逃げろ　朝に呑み込まれる前に
“彷徨う”

執刀　僕の此の
腹のうちを明かしておくれよ
痛いのは　嫌だけど　飴を
噛むから平気

目を合わせても Shoot 撃てずに
承認されず　1人きり
得体も知れない
僕の値札には些末な数字

沈んでいた
気持ちの中
白い闇が顔を出して
黒い光ばかり映えて
只縋って仕舞ったんだ！

反対向いて進む心と
頭上のランプで交わる
逃げ出せぬ僕はこのまま……。
なんて　ことも　時に置き去りにされてさ
“漂う”

解ってたんだ全部
虚構だったんだって
差し伸べたものも
期待の裏返し
排気管に絡み
ドロドロり溶けた
その翼も

絡まりあって踊る……。

絡まりあって濁る思考が
波を打った音と重なる
灰色の僕はサカサマ
明日も　理想　ただ生きる背に目を向けて

象る