この曲は「それでも愛を誓いますか？」のドラマ主題歌書き下ろしということもあり、甘くストレートなラブソングというよりは、少しビターで大人向けのラブソングを書きたいなと思い、制作に取り掛かりました。
着想としては、二人の関係を象徴する冒頭の雨の降る夜の車内のシーンから順を追って、イメージを展開させて行きました。
詩として最終的にどこに着地させるのかはとても悩みましたが、「音楽のように」と表現出来た時はしっくりきて、僕自身もとても嬉しかったです。
若き日の僕らの情熱。そしてそのそばにあった音楽。貴方にとって、あの日聴いた音楽はどんな音楽なんだろうか？どんな響きを持っていたんだろうか？
改めて僕自身も、年月が経った後でも誰かに思い出されるような音楽を作りたいなと思いました。
ラブソングとして書いたものの、同時に「生きる」に対する自身の情熱を取り戻す歌としても聴くことが出来るなぁ、なんてことも思っています。
その辺も含めて楽しんで頂けたら幸いです。

ドラマの中で流れた時にストーリーの世界観とマッチするように、というポイントを一番に意識しながら作りました。
また今回は新たなチャレンジとして、歌謡曲の要素を軸に置きつつ、アイドラらしさを出すために楽器・ブラス共に打ち込みと生音をそれぞれ織り交ぜた、面白い音作りが出来たと思います。
大人の恋愛ならではのスリリングなドラマの雰囲気を、楽曲と合わせて楽しんで頂ければ幸いです。