クズ 歌詞

『GADORO - クズ』収録の『四畳半』ジャケット
歌手:

GADORO

発売日: 2017.01.11
作詞: GADORO
作曲: 観音クリエイション
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アルコールを浴びて今日も逃避する現実
偽った笑みの裏に隠された真実
一瞬の魔法 解き放たれた副作用
切れた瞬間が本当の素顔
今に見とけって 何度、口にしただろうか
この街で弾かれた社会不適合者
ぼんやりと何時の間にか過ぎていく時間
また今夜も無駄に寿命を減らした
取り返しつかない 後にさえ戻れない
枕を濡らすものが涎でありたいだなんて
思うよりも それを願う他ない
一枚の紙切れに嘆くしかない
落ちぶれた生き方でも唄わせてくれ
これ以上は俺自身に嘘なんてつけない
そむけない目ん玉で見据えている
俺が死んだ時この唄が産声を上げる


絵にも描けないような情けない人生
小さい手の平で掲げたい信念
どうすればいい もう消えたい
尋ねたとこで明日は待ってくれない
死ぬ直前 後悔したくない
最後ぐらい 笑って散りたい
あの日の残像を掻き消すように
今日の日の風景を焼き付けるように


家賃なら五千円の風呂なしのアパートでは
ろくすっぽ足伸ばして寝ることも出来ない
四畳半の部屋を電球が彩る
色濃く残るほんの一筋の光明
また支払いの封筒と重荷が積み重なる
隙あらば逃げたいが自分の罪だから
全て自己責任さ何も文句ないぜ
涙と同時に啜ったノンフライ麺
後ろ指が突き刺さる傷口の断片
痛みを悼むよりも甚振られる日々だ
時の歯車ってヤツはいつから狂った
正常に戻したいがとどまることを知らない
涙腺が緩めばもう一度結び直す
次こそは解けないと固く誓う
感情を押し殺して生きるのは辞めた
秒針の音刻んだ沈黙の狭間


絵にも描けないような情けない人生
小さい手の平で掲げたい信念
どうすればいい もう消えたい
尋ねたとこで明日は待ってくれない
死ぬ直前 後悔したくない
最後ぐらい 笑って散りたい
あの日の残像を掻き消すように
今日の日の風景を焼き付けるように


本音や表情を隠してきた白いマスク
酷い逆風に飲まれながら一人歩く
手繰り寄せる言葉 想像を具現化
出来れば楽だって全てシュレッダーに捨てた
ご存知の通り借金が募るありさま
膨れ上がる風船が宙に舞ってくれない
クズすぎて笑えない そんな日常に
嫌気が差して感じてきた憤り
さて、こっからどうプラスに戻せるか
マイナスが多すぎてゼロすらも見えねんだ
短いしけもくも一吸いほどで無くなる
Eランプ点灯の車を走らせる
購入したechoと九十円の緑茶
財布の中身も完全に底をついた
ヨレヨレのTシャツと汚れきったコンバースで
今日も街に繰り出す 行く宛てもなく


絵にも描けないような情けない人生
小さい手の平で掲げたい信念
どうすればいい もう消えたい
尋ねたとこで明日は待ってくれない
死ぬ直前 後悔したくない
最後ぐらい 笑って散りたい
あの日の残像を掻き消すように
今日の日の風景を焼き付けるように


最後に掴む物は胸ぐら じゃなくてこのマイク
でもなくて誰かの手の平
冷え切った手を温もった手が繋ぐ
金持ちも貧乏も 皆、土に帰る
差し押さえ通知さえ もはや板についてるが
膝だけはもう二度とつかないと言い切る
あの世には金は一銭も持っては行けないから
せめて俺の言葉だけは地球上に残す
真っ直ぐな想いを心の臓目掛け振りかぶったものの
いとも簡単に弾き返される
打たれたピリオドが描いた放物線
確信があのバックスクリーンに突き刺さる
ただ呆然と立ち尽くしていたあの日
遊びから本気に変わった瞬間さ
地獄の淵で泣いて彷徨ったことすらも
天国の仲間に笑って伝えたい


絵に描いたような壮大な人生だなんて
俺のような凡人にはきっと割りに合わない
でも逃げない 今日生きたい
今、孤独でも明日を信じたい
死ぬ直前、後悔したくない
最後ぐらい 笑って散りたい
あの日の残像を掻き消すように
今日というこの日を忘れぬように

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