灯台より 歌詞

『adieu - 灯台より』収録の『灯台より』ジャケット
歌手:

adieu

よみ: とうだいより
発売日: 2022.01.19
作詞: 柴田聡子
作曲: 柴田聡子

肩ごしにめくるページのすれる音で
途切れてしまいそうになる細い眠りの糸を
たぐりよせて 丸くあなたは束ねて
また沈んで行く


くちびるにあたるボタンのでこぼこ
物語はあともうすこしで終わりそう
わたしがここで息をしていること
どれだけばからしいのかって知ってる


息をとめて 静けさに気づいてわたしを探したら
目の前に見つけたなみだが浮かんだ海が見渡せるよ
ここからなら


この退屈な灯台へ来て
おみやげ話 たくさん持って
嵐が来たらあきらめてだまって
うたた寝に身を預けたあと


鼻と鼻で話し合うことにも飽きた
ふたりにはもっといい方法が思いつく
神様も呆れて祝福の柏手
合図したらひとおもいに


息をひそめ照らし合う 閉め忘れて開いたままの窓から
伸びる陽をかきあつめ やわらかく残った歯の跡が消えないうちに


雷や流れ星や つばめの青さ 軽さ
数えきれない世界を忘れて
仕草に釘付け
あなたは悔やんだりする


息をとめて 苦しくなって我慢できなくなるまで
生きるように仕向けて なんの理由もないままに
耳を澄ましても
さわがしい予感 聴こえないね ここからじゃね 長く長く
息をとめても あなたはかまわず夢のど真ん中 息をとめても

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歌手: adieu
ステータス: 公式 フル

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「柴田聡子」コメント

adieuさんの柔らかく穏やかに感じられる歌声や人柄の内に光る、ばちばちっと火花の散るような瞬間、びくともしない意思や考えのようなもの、たしかにある若さ、そして「海」の景色をふと感じたので、それを私なりの道筋で束ねていってみたのが「灯台より」という曲です。
adieuさんが歌う、という強い軸があってくれたので出てきた言葉とメロディーだと思います。誰かに歌って頂く曲を書いていく時に、これほど頼もしいことはありません。ありがとうございました! これからもadieuさんの歌がたくさん聴けますように!


Source: natalie.mu

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